8月12日 東京都 西野亮廣セミナーに出演 ジョブズ プレゼン してきました
8月12日に、「西野亮廣スペシャルセミナー」の中で、私が登壇してプレゼンしてきました。
西野さんのセミナーが終わって休憩時間を挟み、第二部のチャリティーオークションが始まる前の時間に、「あのスティーブ・ジョブズが復活した!」という触れ込みで登場してきたのです。
この日のために無精ひげを伸ばし、頭をジョブズ風にカットして白髪っぽく染め、黒いタートルネックとリーバイス501ジーンズ、さらにはニューバランスのスニーカーまで揃えました。
私はスティーブ・ジョブズになりきり、私の思いの丈を700人以上の聴衆に向かってぶつけました。
(↑この時の動画はこちらからご覧になれます)
以下、日本によみがえったスティーブ・ジョブズこと私、景山勝己がプレゼンをした内容をお伝えします。
【オープニング】
2年半の間、この日を待ち続けていた。
この日本で革命家が一気に生まれるこの日のことを。
西野さんの講演、本当にすばらしかった。
真の革命家である西野さんだからこそ語れる、
アイディア→実行→拡散→巻き込み→そして革命が実現する
インターネットをフルに活用した革命のプロセスがくっきり表われているスピーチでした。
みなさん、こんにちは。
私はスティーブ・ジョブズ。アップルの創業者です。
2011年に私は死にました。でも、もっともっと宇宙に衝撃を与えたいと思うと死んでも死に切れず復活しちゃいました。
私は日本が好きです。思想としての禅。ソニーが作ったウォークマン。そして日本人の美意識。日本人が生み出したたくさんのものに私の心は奪われています。
私の愛する日本は、今元気がないような気がします。
みなさんの目にはどのようにうつっていますか?
この日本はもっともっといけるはず。ものすごいポテンシャルがある
それを引き出して宇宙に衝撃を与える。
そんな革命家が今の日本に求められているのです。
そこで今日この場に集まった革命家の卵であるみなさんに、私スティーブ・ジョブズ流の「革命の起こし方」を3つの切り口でお伝えします。
準備はよろしいですか?
【Think Different】
OK 、まず1つ目はThink Different 。
私たち一人一人には、違ったことを考える自由がある。
今までとは違ったことを、考える自由がある。
他の人とは違ったことをどんどん考えよう。
Think Different
これはMacを本格的に世の中に送りだした時のキャッチコピーです
その60秒CMで使ったナレーションを紹介します
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クレイジーな人たちがいる
はみ出し者、反逆者、厄介者と呼ばれる人達
四角い穴に杭を打ち込むように
物事をまるで違う目で見る人たち
彼らは規則を嫌う。
彼らは現状を肯定しない
彼らの言葉に心をうたれる人がいる
反対する人も、賞賛する人も、けなす人もいる
しかし彼らを無視することは誰にもできない
なぜなら彼らは物事を変えたからだ
彼らは人類を前進させた
彼らはクレイジーといわれるが、私たちは天才だと思う
自分が世界を変えられると本気で信じる人たちこそが
本当に世界を変えているのだから
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このCMで応援したかった人たちは、ここに集う皆さんと同じタイプの人たちです。その代表が西野さんなのです。
西野さんはこう考えました
「なぜ絵本はたった1人で作らないといけないのだろう?映画のようにいろいろな得意技を持つプロが集まって、分業しながら作れば、とんでもなく素晴らしい絵本が作れそう。そのためには資金がいる。だったらクラウドファンディングで集めよう」
「絵本はひとりで作るもの」という常識を疑うところから始めた西野さんが、ひとつの革命を生み出したのです。
Think Different
是非この事を大切にしてください。
【Be Creative】
2つ目に入ります。
Be Creative
創造的であれ
今から20年以上前のこと。
Windows 95が搭載されたパソコンが世界中で売れに売れ、社会現象になったことがあります。まぁWindows 95はMacのパクリだったのですが。
その後、パソコン市場のシェアは、Windowsが98%、一方Macはわずか2%にまで落ち込みました。
そんなMacが苦戦していた時代に、 Macを愛し、使い続けてくれたのが、クリエーターたちです。
ここにいるみなさんの中で、デザイナー、コピーライターというクリエイティブな職種に限らず、クリエイティブに仕事をしている方、手を挙げてください。
少ない、少なすぎる。
それでは、先ほどの西野さんの講演を聞いて、これからはもっとクリエイティブに働こうという意欲のある方も含め、改めて手を挙げてください。
OK
みなさまのようなクリエイティブに仕事する人たちこそが、これからの時代をクリエイトするのです。革命を起こしていくのです。
先ほど西野さんがおっしゃっていた「 セカンドクリエイターを味方につけろ」とは、ある優れた素材をベースにして自分なりに次なる何かをクリエイトする。
「えんとつ町のプペル」の場合、その絵本を作る過程で多くのクリエイターたちが集まった。その後の作品展では「自分の地元で開催したい!」というたくさんの希望者が手を挙げたのです。
Be Creative
創造的であれ。創造者を作り出せ。これこそが革命の輪を広げていくのです。
【Present Yourself】
最後の3つ目。
Present Yourself
プレゼンしようよ!です。
日本人はとっても奥ゆかしい。自分の考えをなかなか表には出さない。残念ながら日本人のプレゼンは総じて下手です。
しかし、西野さんは特別です。
漫才師として喋る力、伝える力、観客のことを考える力を、必死で磨き続けてきたからこそのプレゼン力があるのです。もし、そのプレゼン力がなければ、西野さんの革命はこれほどまで大きく広がることはなかったでしょう。
プレゼンは努力すれば上手くなるのです。
そう、今日本には「プレゼン革命」が求められているのです。
この革命を起こせるリーダーを天の上から探してみました。そうしたら1人のリーダーを見つけることができました。
その人物の名前は影山勝己。東大工学部出身の人物です。
彼は東京ビックサイトで開催されるビジネス展示会でプレゼンを行い、毎回多くの行列を作り出しました。 200、500揃う出展者の中で、最大の人だかりを10回連続で作りだしたプレゼンの達人です。
影山さんは自分ですごいプレゼンをやるだけでなく、他の人のプレゼンを指導することもできるのです。今までに1万人を超える人たちのプレゼンをよくすることに貢献してきました。その中には社員数6,000人を超える上場企業の社長就任プレゼンの指導や、日本を代表するグローバル企業の社長が行うダボス会議での英語プレゼン指導も含まれています。
私から影山さんにお願いした、日本での「プレゼン革命」というプロジェクトに、ぜひみなさんも参加して自分のプレゼン力を劇的に高めてください。
Present Yourself
プレゼンしようよ!でした。
【エンディング】
私には心から信じてることがあります。
「革命は誰にでも起こせる」
私は、Mac、iPod、iPhoneと次々に革命を起こしてきました。
西野さんは、「えんとつ町のプペル」で革命を起こし、次なる革命にチャレンジしています。
次なる革命はあなた、ここにいるみなさんが起こすのです。
日本にいる1億3,000万人の中で、今日ここに集まった700人こそが、次なる革命の担い手なのです。みなさんがこの場にいるということは単なる偶然ではありません。必然なのです。
ここまで、ここ日本発で「宇宙に衝撃を与える」ような革命を起こすヒントを、3つお伝えしてきました。
Think Different/違ったことを考えよう!
Be Creative/創造的になろう!
Present Yourself/プレゼンしよう!
「One More Thing」
最後にもう一つお伝えしたい。
それは「stay hungry,stay foolish」
ハングリーであれ、愚か者であれ。
日本の革命家のみなさん、
「stay hungry.stay foolish」
恐れず、迷わず、とらわれず、信じた道を進んでください。
ありがとうございました。
Thank you.Thank you very much.
投稿日: 2018年8月16日KKC