ワード・プロセッシング・アナロジーは使える(@東京 影山勝巳 人材育成 人材教育 人材開発 ストレングス経営)
ワード・プロセッシング・アナロジーという考え方があります。
ワープロソフトの操作をマスターするには、各メニューを最初に全部覚えるのではなく、例文をつくり上げていく作業を実際にやってみて、1つ1つの操作を覚えていくことが、最も効率の良い、という考え方です。
例えば、ワープロを初めて学ぶ人にやさしく教える場合、次のようになります。
この文章を自力でワープロで作れるようになりましょう。
今の段階ではできないですよね。
だからこれを一人でできるようになることがあなたのゴールです。
このゴールを達成するのに必要なことを自分でやって、ひとつひとつ憶えていきましょう。
まずは、このようにキーを叩いて変換しましょう。
次は、このようにフォントを選びましょう。
次は、このように改行しましょう。
次は、このように空白部分を作ってみましょう。
……(以下略)
こうして習得していくのが最も効果的で効率のよい学習方法なのです。
まずは、ゴールをイメージします。
この文章を自力で作る、というゴールをイメージするのです。
次は、ゴールを達成するのに必要なことだけを習得してもらいます。
編集履歴をつける方法とか、目次を作る方法などはゴールに関係ないので、教えなくても良いのです。
ゴールから逆算する。
これは人材育成においても、何かのスキル習得においても、あるいは人生設計においても、黄金のルールと言ってよいでしょう。
投稿日: 2018年9月12日KKC