あなたは子どもをプールに突き落としますか?(@東京 影山勝巳 人材育成 人材教育 人材開発 ストレングス経営)

スイミングスクール

あなたに子供がいたとして、初心者水泳スクールに通わせたとします。

 

あなたの可愛い息子さんや娘さんが水着に気に着替えました。そこでコーチが、「さあみんな泳げ!」と言って子供たちをどんどんプールに突き落していったとしたら、あなたはどう思いますか?そんなスクールに大事な子供たちを通わせるでしょうか?

 

まずはプールの中でジャンプしましょう。次は顔を水につけましょう。このようにやさしいプログラムから順番にやっていくのが普通です。

 

それなのに社員教育の場合は、どうでしょう?子供たちをプールに突き落とすような教育をやっていないでしょうか?

 

前回のブログでお伝えしたように新入社員は、会社にとって3億円もかける大切な資産です。3億円を投資とみなして、将来30億円、300億円稼ぐ社員に育てていこう、という発想がほとんどの会社にみられません。

 

もちろん、丁寧にやってるところはあります。でもそれは、学校のように「教えてあげる」みたいな会社が多いのです。やらせてみようとか、できるようにさせようとか、そういった発想がないのです。

 

私が新人研修の現場で唖然としたのは、先輩である40代や50代のマネージャーが、机を並べて研修の準備をしている光景を見たときです。研修を受ける新人はお客さんなのでしょうか?このような考え方では、 3億円の投資をドブに捨てることと同じです。大切にする意味をはき違えているのです。

 

10人採用したら、30億円の投資です。いやいや、最近は途中で辞める人の方が多いでしょうと、あなたは思うかもしれませが、仕事のできない社員の方が居座る可能性が高いのです。いわば、給料泥棒に3億円払うリスクがあるというわけです。

 

6万人の人材育成に携わってきて、断言できることがあります。それは、きちんとデザインされた人材育成プログラムをもっているかどうかで、企業の業績に大きな違いが出る、ということです。

 

あなたの会社には、新卒社員向けの人材育成プログラムはありますか。中途社員向けの人材育成プログラムはありますか。

 

投稿日: 2018年9月1日KKC